私と。お坊さんと。読書会 | vol21-vol30

vol21-vol30

#21

目の見えない人は世界をどう見ているのか

伊藤 亜紗
2024.3.2
読書会メモ

目に見えない世界。仏教との親和性もあるのではないか。 普段私たちは目に頼りすぎている印象がある。 すごいなぁというワードが上から目線になっていないか。 第二の感覚。目で見るだけでなく。耳で見る。触って見る。使う感覚を絞らなくてもいいのではないか。 見ることの種類について。大学の時に学んだ教授が全盲の方だったが、話の枕がとても面白くて聞きいっていた。 著者の身体論。健常者がベースになる本はたくさんあるが、この本は違う。 指の先の情報で世界を見ている。目では見えない部分も見ることができている。 瞑想をする機会が増えているが、それに近いものがあるのか。 全盲の主婦の方が学校で講演を頼まれた際に、りんごの皮剥きをした。「僕のお母さんと同じだ」と。そう。同じ。違わない。 心が心を見ている。怒っている自分を自分がみている。瞑想には止観というものがあるが、人は煩悩が浮かんでは消えていく。 健常者も障害者もみな同じ。秀でている人も、普通の人も、そうでない人も。同じ割合でいる。 目の見えないことで本質にせまりやすいのか。

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#22

賢者の視点

パウロ・コエーリョ
2024.4.27
読書会メモ

奇跡、運命、偶然など、人によって受け取り方が違う。この本は読むタイミングによってきっと感じ方が違うのだろうなと思う。 著者の書き方なのか、翻訳なのか、説教をされているようにも感じる。 砂漠の涙の場所。砂漠は行ったことはないけれど。きっと日本の富士山に登ってみるご来光にも近いものがあるのではないかと感じる。壮大な自然の前では人なんか小さく感じる。 違う感覚、違う土地、新しい視線で物事を見ることができるのではないか。 西洋の神様は厳しい。砂漠もしかり。しかし日本は自然に囲まれている。 仏教、バビロニア、ユダヤなどもアミニズム。自然崇拝の傾向がある。 チンギスハーンと、鷹の話。最後はチンギスハーンが、毒から守ってくれた部分は印象に残った。 傷跡を祝福。手錠の意味とは。これは煩悩の話なのか。 自分が怪我をした時を思い出す。傷は癒えているけれど。傷跡は残っている。それがきっかけで何も動じなくなる。 小さな悟り数えきれず。一休さんのお話の中にも似たような話があった。 人間は流れの中にいるので、周囲の環境も変化するし、自分自身も変化している。 鉛筆の話はとてもすんなりはいっていた。やはり伝え方って大事だと思う。

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#23

未来世療法

ブライアン・L・ワイス
2024.6.22
読書会メモ

山川夫妻の翻訳した本からたどりついた。 様々な実体験が書いてあるが、とても不思議な感覚で読み進めていた。 過去世は過ぎたこと、では未来世はどういうことなのだろうという興味。 怒りではなく、愛と思いやりにシフトしていく世界は想像できる。 最終的に自分と他人が区別のないところへ。 自分の身近な死を通じて色々なことを考えている。本を読んでいくと。大切な人と過去でも未来でも一緒である。 身体と心は密接に関連している。一度体験はしてみたいが、怖さもある。 未来世に関してはデジャヴではないが、正夢に近いことは感じたことがある。 本の中では人間が人間に生まれ変わる。転生をしている。他の動物、植物、昆虫などには生まれ変わらないのだろうか。 仏教は意識を広げる。波に例えることがある。縁があって生じているが水そのものになると全ての存在とつながることができる。 過去世などで自分が殺される立場だったとしたら、殺した相手にはどんなふうに見えているのか。今の自分は親からどう見える、どの様な役割か。 前世を忘れること。一度リセットできるのは良いことなのかもしれない。

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#24

あした死ぬ幸福の王子

飲茶
2024.7.27
読書会メモ

著者は、頭の良いですよね。 読みやすかった。ハイデガーの見る目が変わった。 ハイデガーの本は難解ではあったので過去に読むのをやめてしまっていた。 最終的には仏教の考えに近いところにいたのではないか。 物語形式だったので、わかりやすさがあった。 全体的にメメント・モリ。死に対してどうやって向き合うのか。 目的は。なんのために生きるのかどうか。無駄なことをしているように感じていてもそれはそれでいいのではないか。 余命の告知を受けたら死期に向かって準備をすることができる。 ハイデガー自然、道具、手段。自分の世界をみなそれぞれの人が見ている。心がそれを作っていく。 代替可能なもの。それは社会的にはそうかもしれないが。その人の個性、良さ。 お盆参りをルーティンになってしまうのはよくないと感じる。 ご縁があって今がある、色々な人と関わることができている。 良心、負い目を感じること。

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#25

最後に「ありがとう」と言えたなら

大森あきこ
2024.8.27
読書会メモ

自分の祖母が亡くなった時のことを思い出しながら読んでいた。祖母が健やかに眠っている様子だったのも。納棺師さんのおかげだったのかもしれない。 先日、母が他界した。亡くなった後、さまざまな所作があるが。最近ではお坊さんが関わることは少なくなっている。 著者さんの一生懸命さがとても伝わる本であった。 棺には、敷曼荼羅、両界曼荼羅などを施す場合もある。仏様に挟まれる形になる。 小さなお子さんを亡くした方の苦しさ、悲しさがとても伝わってくる章があった。 虫の知らせではないが「呼ばれる」というワードは、うちお家族がよく使っている。 登山が好きな方が、帰りにつかれきってしまい。ある場所に車を駐車して寝ていたところ。窓を叩かれて、成仏させてもらうためにこの場所にきたが、車がここに止まっていて前に進むことができない。 仏さんが現れたがっている。そのタイミングで動かされているだけかもしれない。 病院で夜勤をしている時に、特定の方の時によく人が亡くなるということがあった。 納棺師さんの仕事を見ていて、元々は家族であったり、親戚であったり。頼むものではなく、身の回りの人たちがお世話をすることが昔はできていたはず。 愛犬を亡くしているが、時々息遣いが聞こえる。いつもいる場所をふと見て名前を呼んだりする。その場にいるのだと思う。

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#26

歪んだ幸せを求める人たち

宮口 幸治
2024.9.28
読書会メモ

身近で少年院にお世話になる人がいたので、その世界を垣間見たかった。 一人一人の見ている世界は違う。真面目な人が間違えてしまうことも。 共感できる部分もあるが、感情を押さえつけてしまうやり方でもあるかもしれない。 歪んだ社会の影響を受けてしまった人たちのこと。昔は大人の目があり見守りの役目を果たしていたのだと思う。 シェアハウスでの話。コップを誰が片付けるのか。 ルール作りをしても忘れてしまう。決め事にいみはあるのか。 普通の違い、日本以外の国に行った時にはそこには大きな違いがある。 助けたい人を選んではダメなのか、身近で困っている人を皆で助け合えば、それが全体に浸透していけば変化があると思っている。 ミニマムな単位で動きたい。ダイバーシティー。全体に合わせようとするから歪みが生まれる。 すぼらな人、グレーな人たち。一見するとマイナスだと思われてしまう人は、全体では良いバランスになっていく。 縁起の、つながりの中で私たちは生かされている。 助ける助けないの前に、まずは自助が大切である。

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#27

人類はどこで間違えたのか-土とヒトの生命誌

中村 桂子
2024.10.26
読書会メモ

農業をやっているので、その延長線上の話が書いてあると思っていた。 身体性・自然と機械・AIの話はもっと聞きたかった。 西洋から文化が来る前に、先の人たちから何を失っているのかを考えていた。 江戸時代は全て有機。 生き物全体を見たら皆仲間である。 先日大学生たちが山の中に入って色々なものを体験していった。草笛、食べられる草など興味津々だった。原体験は大事ではないか。 北海道では熊の存在がとても近くにある。昔から山菜を採りに行くのは普通だった。 普段市民のNPOの活動をしているが、本物の昆虫などの生き物を初めて見る子たちは本当に図鑑と同じだというが、本来は逆なのではないか。 食べ物は好きですが、有機は高い。お米はいつも有機のものを選んで購入している。 犬たちにもきっと想像力があると思う。いまここに生きる。動物たちはきっとそういった心情で今を生きていると思う。 人間らしく農耕をすることによって、命のありがたさを感じる機会になる。 死んだら土に帰っていく。

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#28

世界屠畜紀行

内澤 旬子
2024.11.23
読書会メモ

植物と動物のちがい。感情があるなしの違い。植物はよくて、動物が良かったのか。 小学校、中学校の学習の時間に、勉強した記憶がある。 様々な国の方とお話ししたことがある、宗教の関係で特定のお肉を食べない話などを聞いた経験がある。 エレベーターでの流れ作業の様子。ヨルダンに行った際に、生きた鶏を指さして、締めてそのまま夜には食卓に並ぶことなど。 ハンターが眉間や急所を狙うのは、後の肉処理が難しくなるから。 いのちの勉強ということで、ある学校では大切に育てた鶏を追いかけて、最後締めて食べるといったことをしていたようだ。 文化の違いによって受け入れ方が違う。日本の捕鯨、他国の犬肉、ジャイナ教では生き物を殺さないということもある。 家に出るヤモリなどは大切に見守ってるが、野うさぎなどがいたら美味しそうとおもったりもする。 ハラール認証の話。適正な電気ショックのかけかたなど。 ドラえもんの中の話で将来、水と空気で食品を生み出すことができる話があった。 名前がつけた動物は食べることはできない。

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#29

なぜヒトだけが老いるのか

小林 武彦
2025.1.25
読書会メモ

ヒトだけが老いるのか。老いないというタイトルは引っかかった。 ペットにも白内障や老化と思われる現象があるがそれはどうなのか。 病気、役割、再認識しないとならない。 ピンピンコロリになるためにもエネルギーがいる。 サイエンスの発達には良い面と悪い面がある。 最後は死んでいくという運命。エントロピーがある。 昔はシニアと言われる人たちは忙しくなかった。今は人手不足で引退できない。 役割があることで長寿となっていく。 俳句の集まりは平均年齢は70代〜。 鮭には生物的に卵を産む直前まで老化が来ない。卵を産んだ後は急に老化となる。 ある程度の年齢になったら、出家するということがあった。 人間は循環しているだけ。死や老化に関しては人間が作り出した観念。 お寺はどうにか残していくか。少子化・高齢化、難しい時代になる。

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#30

アイヌと神々の物語

萱野 茂
2025.3.22
読書会メモ

様々ななお話を聞いていて、いろいろな人がお話をしているのに最後の結末や、言い回しなどが似通っているようにも感じた。 その人の主観が入ってるような物語なのではないか。 やはり持っているバックボーンが違うのでなかなか理解がしづらかったり、読み進めるのがとても難しい本であった。 神様の定義がそもそも違う。また住んでいる環境も大変厳しい。 アミニズム。ソドム・ゴモラの話。 トリカブトなど、悪い木などの定義もある。クマについては住んでいる場所が麓であったりすると位の低いクマ。奥地に住んでいるクマ神はくらいが高い。 死ぬということに関しても怖いという意識は少なく身近なものだったか。 身近な神を感じたことがあるか。山に神々が住んでいるようなイメージは持っていたが、身近な草木、動物に神がいると感じることが少ない。 願い事をせずに、挨拶だけして帰るようなことをしていた。 アイヌの世界は男尊女子の世界なのか。 動物や木々の神様と同じように、火の神様は台所の神様として祀られている場合もある。

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